【東京から福岡に来て1年】実際に住んでみてわかった福岡移住のデメリット

前回「福岡移住のメリット」を紹介しましたが、デメリットはないのか?と考えてみました。
今の生活には満足しており、大きな不満は特にありません。
敢えてあげるなら…ということで実際に1年以上生活してみて感じる福岡移住のデメリットをご紹介します。

目次

福岡移住のデメリット

  • 【ごみの回収日が少ない】資源ごみは回収場所へ持っていく必要あり
  • 【夏は暑く冬は意外に寒い】エアコンは必須
  • 【家賃以外の賃貸コストが高い】プロパンガスが多い・仲介手数料が高い
  • 【年収水準が低い】仕事の見通しを立ててからの移住がオススメ

デメリット1:【ごみの回収日が少ない】資源ごみは回収場所へ持っていく必要あり

福岡に来て少し不便になったのはゴミ捨てです。
東京23区では燃えるごみ・燃えないごみ・びん/カン/ペットボトル・資源ごみの4種類のごみ回収がありましたが、福岡市では回収してくれるのは燃えるごみ・燃えないごみ(アルミ缶OK)・空びん/ペットボトルの3種類のみです。資源ごみは資源物回収拠点に自分で持っていく必要があり、ゴミ捨てに少し手間がかかります。
また回収頻度も少なくごみ袋は有料で45ℓで1枚45円と高めです。

東京
福岡
  • 燃えるごみ:週2
  • 燃えないごみ:2週に1回
  • びん/カン/ペットボトル:週1
  • 資源ごみ:週1
  • ゴミ袋:指定なし/なんでもOK
  • 燃えるごみ:週2
  • 燃えないごみ:月1
  • 空びん/ペットボトル:月1
  • 資源ごみ:回収なし
  • ゴミ袋:指定/有料

引用元:福岡市の環境 | 家庭ごみの出し方・ごみ出しルール

我が家のごみ問題解決策

東京に住んでいる時は、水やアルコール用のソーダ水などのペットボトルを定期購入していました。
福岡で同じことをするとペットボトルが溜まって大変なので、移住を機に「水→ブリタの浄水ポット」に「ソーダ水→ソーダストリーム」に変えました。エコにもなるし美味しいし結果大満足しています!

解決できないのは、頻繁にネット通販をするために溜まる段ボールと、酒好きのオートン(夫)が出す空き缶・空き瓶です。

オートン

お酒が大好きで毎日の晩酌が欠かせません!

意外と便利!資源物回収拠点

では段ボールや空き缶・空き瓶はどうしてるのか?というと、溜まったら家の近くの「資源物回収拠点」に持っていっています。最初は面倒臭いと思っていましたが、自分の好きなタイミングでゴミを出せるので案外便利なんです!

家の近くの回収所は「月〜日曜日まで毎日(年末年始を除く)9時〜17時まで」回収してくれます。
対象はびん・カン・ペットボトル・段ボール・電池などです。
ボランティア?の方が常駐されていて回収所を綺麗に保ってくださっています。大変な仕事なのにいつも気持ち良く対応してくださり感謝しています!

私たちはこの方式も案外いいなと思っていますが、面倒臭いと感じる方は24時間ゴミ出しOKのマンションなどを選ばれると良いと思います。

地域の資源物回収拠点を探したい方はこちら:ごみと資源の分け方・出し方情報サイト | 資源物回収拠点検索

番外編:ゴミ出しで驚いたこと

良い意味で驚いたのが、福岡のゴミ出しの時間です。福岡は深夜にゴミ収集車が来ます。これは全国的に見てもかなり珍しいと思います。
ゴミ出しは指定日の24時までに出すというルールになっているので、朝が苦手な私たちにとってはとてもありがたいです。

導入をし始めたのは交通渋滞を避けるためだそう。
その代わりコストは高いそう…。多少ゴミ袋が高くてもメリットが多いですね!

市によると、夜間収集が徹底したのは高度経済成長のさなかの1961年ごろ。モータリゼーションの幕開けとともに、「交通渋滞を避けるため導入した」という。
思わぬ効果もあった。まず、ごみの散乱が少なくなった。夜は、袋を漁って散らかすカラスが眠っているからだ。約190台のパッカー車が夜、街を駆け巡ることで、防犯・防災にも役立っているという。生活者としては、朝、ごみ置き場の腐敗臭で憂鬱にならないですむのがいちばんうれしいことかもしれない。
課題もある。深夜から夜明けにかけての特殊業務のため、コストがかさむ。作業員の深夜手当は年間約6億円にも上る。ただ、2015年度の市民アンケートでは、夜間収集の満足度は「97・3%」という人気。街の魅力を高める意味で、市は「やめられない」という。

引用元:東京経済 | 福岡市のゴミ収集が「真夜中」に定着した理由

デメリット2:【夏は暑く冬は意外に寒い】エアコンは必須

九州といえば温暖なイメージがありますが、実際に夏は暑いです。一方で福岡は日本海側に位置するため日本海型気候区の特徴が見られ、冬は思いの外寒く雪が降ることもあります。風が強い日も多いです。
夏場の冷房はもちろんのこと、冬場も暖房が必須なくらい寒い日が多いので、暖かいイメージをしていると驚くかもしれません。

引用元:気温と雨量の統計 | 福岡の気候

デメリット3:【家賃以外の賃貸コストが高い】プロパンガスが多い・仲介手数料が高い

福岡はプロパンガスが多い?

福岡は地元ガス会社が多く切り替え競争も起こりにくいようで、プロパンガスが多く料金が高いです。

我が家もプロパンガスで、ガス代は東京にいる時の2倍程になりました。(IHからガスになった影響もあり)
冬場は12,000円ほどになってしまい、その高さに驚いています。

プロパンガス消費者センターによると、福岡のプロパンガス料金は従量単価は全国平均より100円も高いそうです。
全国平均が掲載されていたので、東京と比較してみます。

参考:プロパンガス消費者センター | プロパンガスの料金の相場はいくら?

東京
福岡
  • 基本料金:1,590円
  • 従量料金:504円
  • 基本料金:1,912円
  • 従量料金:622円

賃貸だとなかなかガス会社の変更ができないので、気になる方は都市ガスが通っているエリアを選ぶと良いと思います。
持ち家の方はガス会社の比較をされて選ぶことをオススメします。

福岡は仲介手数料などの初期費用が高め?

賃貸契約の際、宅建法で「入居者から受け取れる仲介手数料は家賃の0.5ヶ月分まで(ただし承諾を得ていればそれ以上受け取っても良い)」と決まっています。しかし福岡の不動産屋では当たり前のように家賃の1ヶ月分を請求してくる会社が多いです。

我が家も1ヶ月分を請求され交渉しましたが、「福岡では1ヶ月分が当たり前」と言われました。

福々夫婦

法律で決まってるんだからそんな訳ないw

そう思ってはいましたが、東京に比べると物件数が少なく、良い物件はすぐに埋まってしまう状態だったので、渋々受け入れてその条件は飲むことにしました。(他のコストは削減できたので、また別の記事で紹介します)

もちろん適切な料金でやっている不動産会社もあるので、気になる方はそういう会社を探すか、しっかりと交渉してみてください!

参考:LIFULL HOME’S | 橋本 秋人の不動産投資コラム

デメリット4:【年収水準が低い】仕事の見通しを立ててからの移住がオススメ

2019年全国家計構造調査(総務省)によると、都道府県別の総世帯の1世帯当たり年間収入で福岡は全国47都道府県中38位でした。九州地方は総じて年収水準が低い傾向にあります。

2019年 1世帯あたり年間収入額【千円】平均

福岡市はIT系企業が熱い!

一方で福岡市はIT・WEB・デジタルコンテンツを中心とした企業や人材の誘致に力を入れており、東京に本社のあるIT系企業が次々に福岡進出しています。

また「天神ビッグバン」というプロジェクトも進行しており、天神エリアの開発が進んでいます。

天神ビッグバンとは?
天神地区では、アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するプロジェクト”天神ビッグバン”を推進しています。

〜 省略 〜

天神ビッグバンエリア内の主なプロジェクト

引用元:福岡市 | 天神ビッグバン

このように優良企業も多数あるので、移住する際は仕事の見通しを立ててから決定されると良いと思います。

まとめ

福岡は東京や大阪などの大都会と比べると、ゴミの問題や年収面、その他の利便性では劣るところもあります。
上に挙げた以外にも「海外への直行便が少ない」などもデメリットになり得ると思います。

でも工夫次第で十分対応し得る問題だと考えていて、事前の準備さえできていれば困ることは少ないです。

私たちも今の生活に不満を感じることはほとんどなく、むしろ生活コストは大幅に下がってQOLは爆上がりと大満足しています!是非福岡で快適な生活を送りましょう!

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この記事を書いた人

コロナをきっかけに東京から福岡に移住した30代夫婦。WEBディレクターのオートン(夫)とWEBエンジニアのメートン(妻)の2人で運営しています。福岡移住歴1年。移住者の目線で福岡移住のリアルを発信していきます。

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