【各路線の特徴を比較】福岡市でおすすめの沿線はどこ?

福岡市はコンパクトシティで交通アクセスが良く、地下鉄・JR・西鉄・バスと交通網が張り巡らされています。どの沿線からも都市部にアクセスがしやすいですが、それぞれにどのような特徴があるのかをご紹介します。
私たちがどのような場所を選んだかも合わせてお伝えします。

目次

路線から見る福岡市のエリアの特徴

沿線ごとに交通の利便性や街の特徴をご紹介します。

福岡市の路線図はこのようになっています

福岡市の路線図

ダントツ便利!福岡空港・博多・天神全てに1本で行ける「地下鉄空港線

福岡で一番おすすめの路線と言えば「地下鉄空港線」。西区「姪浜駅」から博多区「福岡空港駅」まで、福岡市の東西を通る大動脈で、これさえ乗れば主要なところには大体行ける大変便利な路線です。

居住地としても人気で、中央区「赤坂駅」や「大濠公園駅」、早良区「西新駅」などは高級マンションも多いエリアです。西区「姪浜駅」は転勤族にも人気の街です。

地下鉄空港線と相互直通運転を行う「JR筑肥線

地下鉄空港線の便利さを享受しながらもコストを抑えたい方や、自然が好きな方におすすめなのが「JR筑肥線」です。

西区「姪浜駅」から佐賀県の「唐津駅」までを結ぶ路線で、糸島市「筑前前原駅」までは地下鉄空港線と相互直通運転を行っているため、「筑前前原駅」から「福岡空港駅」まで乗り換えなしの1本で行けます。

懸念点としては、地下鉄空港線「姪浜駅」〜「福岡空港駅」が7分間隔くらいであるのに対し、2〜3本に1本程度の割合で相互運転を行っているため、「筑前前原駅」〜「福岡空港駅」は15〜20分に1本程度になります。
「天神駅」まで、「姪浜駅」からは約15分、「筑前前原駅」からは約35分です。またJRに乗り入れるため、地下鉄とJR両方の料金がかかり運賃が高くなります。

ちなみに「周船寺駅」までが福岡市西区、「波多江駅」以降が糸島市です。糸島市に近いため自然が豊かです。

実は我が家も福岡市西区のJR筑肥線沿いを選びました。
実際に住んでみて、結論めちゃくちゃおすすめです
家族連れが多く治安が良いし、スーパーも豊富で便利。自然や公園もありとても住みやすい街です。

我が家がJR筑肥線を選んだ理由

  • リモートワークのためオフィスに通う必要がほとんどなく、都心からは少し離れても良かった
  • コンパクトシティの便利さも享受したいので、どこにでも1本で行ける交通アクセスの良さに惹かれた
  • 地下鉄空港線沿線に比べると家賃が下がり、コスパが良い物件が多かった
  • 自然が豊かで落ち着いた住みやすそうな街だった

2023年には博多駅まで伸びる「地下鉄七隈線

西区「橋本駅」から中央区「天神南駅」を通る「地下鉄七隈線」。

中央区「薬院駅」は天神まで徒歩圏内、地下鉄七隈線と西鉄の2路線が使える大変便利な駅です。飲んだ後徒歩で帰りたい方や一人暮らしにもおすすめです。

中央区「桜坂駅」や「六本松駅」は高級マンションも並ぶエリア。城南区エリアは落ち着いた住宅地で家賃相場も比較的安めです。

終点の西区「橋本駅」には大型ショッピングセンター木葉モールを中心に商業施設が多く、買い物に便利です。

今は「天神南駅」が終点ですが、2023年に「博多駅」まで路線が伸びる予定で、今後ますます便利になりそうです。

ちなみに「天神南駅」から「天神駅」は地下道で繋がっており、乗り換えに10分程度かかります。それなりに歩く為、現在は博多駅や福岡空港に行くのは少し不便に感じるかもしれません。

一部エリアで地下鉄とJRの2路線が利用可能な「地下鉄箱崎線」と「JR鹿児島本線

地下鉄箱崎線」は中央区「中洲川端駅」と東区「貝塚駅」を結ぶ路線。2本に1本程度地下鉄空港線に乗り入れているので、それに乗れば天神まで1本で行けます。博多駅に行くには乗り換えが必要です。

一方「JR鹿児島本線」は北九州市の「門司港駅」から「博多駅」を通り、熊本県八代市の「八代駅」を結ぶ路線。

東区はJRが通っている為、2路線使える場所も多く便利なエリアです。
東区「箱崎」は特に利便性の高いのエリアで、地下鉄「箱崎宮前駅」とJR「箱崎駅」の2路線が近接しており、目的地に合わせて使い分けができます。天神までは地下鉄で約10分、博多駅まではJR約5分と好アクセスです。

西鉄とJRの2路線が利用可能な「西鉄貝塚線」と「JR鹿児島本線

西鉄貝塚線」は東区「貝塚駅」から福岡県糟屋郡「西鉄新宮駅」までを結ぶ路線。
ほぼ全区間でJR鹿児島本線と並走している為、西鉄とJRの2路線が利用可能なエリアが多いです。

また「貝塚駅」で地下鉄箱崎線と、東区「和白駅」でJR香椎線と接続しています。

博多駅まではJRで1本ですが、天神までは貝塚駅で地下鉄箱崎線に乗り換えが必要です。

西鉄貝塚線沿線は地下鉄箱崎線沿線に比べると家賃相場も下がるので、乗り換えが苦でない方や博多方面へのアクセスを重視する方にオススメです。

「千早駅」や「香椎駅」は再開発が進む注目のエリアです。

天神へのアクセスが良好な「西鉄天神大牟田線

西鉄天神大牟田線」は中央区「西鉄福岡(天神)駅」から福岡県大牟田市「大牟田駅」まで、福岡県を南北に結ぶ大動脈です。「西鉄福岡(天神)駅」は地下鉄「天神駅」と「天神南駅」の間に位置しています。

「薬院駅」から「西鉄平尾駅」は利便性が高く、おしゃれな店も多い人気のエリアです。
「大橋駅」はスーパーや家電量販店などが揃っていて生活環境が良く、学生も多いエリアです。

「雑餉隈駅」以降はJR鹿児島本線と並走しており、2路線利用可能な場所が多くなります。
この辺りまで来ると大野城市や春日市に入って来ますが、この辺りもファミリーに人気のエリアです。

まとめ

最後にどんな人にどの辺りがおすすめか、独断でまとめてみました。

結局一番おすすめのエリアはどこ?

福岡を満喫できるのは、やはり天神から徒歩や自転車圏内で帰れる場所ではないでしょうか。
地下鉄空港線なら唐人町駅あたりまで、地下鉄七隈なら六本松駅あたりまで、西鉄なら西鉄平尾駅あたりまでが中心地から3km圏内で、自転車で15分程・徒歩で30分程の範囲になります。
東京の都心部に比べると家賃相場も低いので、一人暮らしの方や学生にもおすすめです。

コストを抑えたい方やファミリーなど部屋数や部屋の広さを重視する方は、繁華街から少し離れた住宅街エリアがおすすめです。ビジネスマンには博多駅周辺が通勤や出張など便利だと思います。

福岡市でおすすめの沿線はどこ?

続いて沿線ごとのざっくりとした特徴です。

  • どこに行くのにもアクセス抜群なところがいい → 地下鉄空港線
  • 天神や繁華街へのアクセスを重視 → 西鉄天神大牟田線
  • 博多駅へのアクセスを重視 → JR鹿児島本線西鉄貝塚線
  • 都市型で暮らしたい → 地下鉄箱崎線
  • コストを抑えながらも乗り換えがないところがいい → JR筑肥線
  • できるだけコストを抑えたい → 地下鉄七隈線

それぞれのエリアの詳細については、また別の機会に深掘りしていければと思います。
気になったエリアがあれば是非ご自身でも調べてみてください。

また今回は福岡市を中心にご紹介しましたが、他にも移住者に大人気の「糸島市」など、福岡には魅力的な場所がたくさんあるので、別の記事で紹介していきます。

福々夫婦

良い福岡ライフになることを祈っています!



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この記事を書いた人

コロナをきっかけに東京から福岡に移住した30代夫婦。WEBディレクターのオートン(夫)とWEBエンジニアのメートン(妻)の2人で運営しています。福岡移住歴1年。移住者の目線で福岡移住のリアルを発信していきます。

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